ドイツのディープなところを紹介!環境意識が高いドイツの裏側
どもども
Kitarou GmbHのKitarouでございます。
GmbHとはドイツでいう「株式会社」であったり「有限会社」であったりします。
定義については少し曖昧で恐縮です。
つまりはKitarou株式会社て名前なんですね。笑
それはさておき、今回はぼくが過去に留学で住んでいたドイツを簡単に紹介していこうという企画です。
国について、文化について、筆者の旅行記など見ていければと思います。
ドイツという国について
みなさんすでに知ってたりWikiみたりすればわかりますよね。他にも僕より優秀なブロガーさんたちもされてるとおもいますが簡単に説明がモットーなので、読者に興味ありそうな部分のみ切り取ります。
<ドイツといえば>
- ビール!バター!ソーセージ!(ドイツ語でBier!Butter!Wurst!と豪語する方もいます)
- サッカー強い。(ドルトムント、バイエルンとか有名)
- ブレーメンの音楽隊!(ブレーメンはドイツの都市です)
- 車が有名(ベンツとポルシェは同じ町にあるのは知ってました?他にもBMW、アウディなど有名ですね)
- 共和国だけど連邦制、州があり別々に制度や法律があったりもする(アメリカとは政治制度は全然違いますが、憲法の下に州ごとの法律もあるといったイメージ)
- 環境にかなり敏感ですがその背景には過去に環境破壊世界トップレベルという事実に基づく。(表現に語弊があるかもしれませんが、現在は環境推進力は世界トップレベルです)
- 歴史的にも史上最悪と謳われるヒトラーがいた。
- じつは創業者が兄弟で有名なAdidas とPumaを出した国
こんな感じですかね?すでに情報量多いと思った方には恐縮です。笑
人口や金融、都市の数などおいおい紹介できればと思いますが気になる人はwikiで見ていただければ十分すぎる情報量が載っております。(ドイツ - Wikipedia)
ではちょっとディープな話題ということで赤字にした6.の部分いついてちょこっとご紹介していきます。
環境意識が高いドイツの裏側
原発ゼロ政策やリサイクル対策、さらにゴミ絶対量削減政策まで掲げているドイツは現在世界でも群を抜く環境大国だと言われています。なぜそこまで環境意識が強いか、国民性なのか、政党のマニフェストなのか、はたまた裏組織の陰謀か。
- 要因ポイント
- 実は環境破壊がひどかった
- それは大戦後の技術革新によるもの
- 特にルール地帯では大気汚染が国民を圧迫
- 環境推進運動が広まる
筆者が考える原因の一つははドイツ産業の成長に伴う環境破壊です。文字や文書で見たものだけですが悪影響というレベルではなく、完全に環境破壊と言えると推測しております。
少し歴史のことを用いながら説明しますが、ドイツは第二次大戦後、日本同様技術革新に非常に力を入れてきました。特に産業地帯で有名なルールはドイツ復興に非常に貢献しました。
しかしその努力はあらぬ方向へとドイツ陥れてしまう。
ドイツ後が堪能な方へ参考にした記事の下記リンクを記載します。
シュピーゲルというドイツの記事より
Luftverschmutzung fordert jedes Jahr Millionen Todesopfer - SPIEGEL ONLINE
また、以下こちらは年代順に説明されており非常にわかりやすいです。
1960年代、ルールでは排煙、排ガスによる空気汚染がひどく、一時期は汚染が目に見えるとまで言われていました。
ノルウェーなど北欧地域では早くから環境対策に乗り出したがドイツではまだ不十分でした。
1980年代には森林が枯れ果て「死の森」と社会問題なりました。(ドイツ語ではWaldsterben)
これらのドイツの社会問題についてのちの連邦首相ヴィリー・ブラント
は1961年から劇的な環境運動を始めます。これが後に功をなしてドイツを環境大国へと導いていきます。
「Blauer Himmel ueber Ruhrgebiet(ブラウァ ヒメル ゥィーバー ルーァゲビート:ルール産業地帯に青い空を)」という彼のスローガンは有名なようです。
それから内務大臣についたツィマーマンは大気汚染物質の削減を目指し、大規模焼却施設令に制定など奮闘する。
現在環境都市といわれるフライブルグでは近年緑の党が大多数票を集める。
このようにしてドイツは環境大国へと移り変わっていきます。
最後に
ドイツの環境意識は非常に高いと思います。ただ完全な環境大国と言われるとそのような国はどこにも存在しないのでないか。まだ改善策はあると思いますし、ドイツの原発廃止政策も難航を示しているようで先行きは長いと思います。
今回筆者が特に伝えたいのは、このドイツという国は歴史から学ぶことができるということ。
大戦後もそうでしたが何か失敗すればそこから学ぶもの。勉強、スポーツ、仕事、何にでも当てはまります。ドイツは国という大規模な組織単位としてそれが実現出来るのです。
これは我々、日本も成し遂げている部分があると思いますがまだまだ見習う部分があるのではないのでしょうか。
今回は環境というテーマを扱ってこんなディープな話題をお伝えしたかったです。
最後に参考にさせていただいた日本語の論文も勝手ながら紹介させていただきます。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/2014/pdf/C42_ch1.pdf
皆様の意見もぜひお聞かせいただければ、幸いです。もし上記に間違いなどございましたらご指摘ください。謹んで訂正いたします。
ではでは
Kitarou