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ドイツ経済の基本!これだけ押さえておけ大丈夫!

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Hallo, wie geht's euch?

Ich bin Kitarou, willkomen in ドイツハック.

こんにちは!Kitarouですっ!

 

ドイツと言えば、経済!車!ビール!などなどよく聞きます!

でもドイツの経済は?って聞かれた時になんて答えたらいいやろ?

今日はドイツの経済について「通貨・産業・労働」を中心に簡単解説していきます。

ドイツの通貨について!!

これは知ってる人も多いと思います。

ドイツでは統一通貨の「ユーロ(EUR)」が使われています。

<ユーロとは?>

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http://www.arukikata.co.jp/rate/EUR.html

 

ユーロって、2002年から欧州連合内で使われる統一のお金として使われてます。

28カ国のEU加盟国で19カ国で使用されてます。

フランス、スペイン、イタリア、ベルギー、オランダなど有名なヨーロッパの国ではユーロが使われてます。

 

例外なのはイギリスの「ポンド」や、スイスの「スイスフラン」です。

ドイツやフランスにまたいで旅行に行っても同じお金が使えるけどイギリスやスイスでは注意が必要です。

最近は1ユーロ=120〜130円をウロウロしてます(2017/9時点)

ユーロの前は「マルク」ってやつ。ちょっと歴史詳しい人はあの「ハイパーインフレーション」のやつです。

第一次対戦に負けた時はパン一個が2億マルクとか通貨発行しすぎてインフレ現象がおきました。

 

<ユーロ発券銀行はドイツにある>

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*https://commons.wikimedia.org/wiki/File:European_Central_Bank_041107.jpgより

ドイツの金融の街といえばフランクフルトですが、その理由もユーロを発券、管理する「欧州中央銀行(Die Europäische Zentralbank)」があるからです!

これはドイツにありますけど、ドイツの銀行じゃなくてEUの銀行です。

つまりここで紙幣発行してもドイツのものではなくて、必要に応じて欧州中央銀行から各国の中央銀行に渡っていきます。

 

ちなみにドイツの中央銀行(Die Deutshce Bundesbank)もフランクフルトにあります。

ちなみに日本語では正式に「ドイツ連邦銀行」と言います

名前もニュアンスも近そうで全然その機能は異なります。

 

<ドイツ連邦銀行は何をやっている?>

基本日本の場合は日本銀行が中央銀行で紙幣の発行機能も持ち合わせています。

ではドイツ中央銀行には紙幣発行の権限がない中、どういった役割を果たすか?

キーワードは「欧州中央銀行制度(Europäisches System der Zentralbanken)

ドイツ中央銀行がやっていることは大きく次の4つ

  • 紙幣の発行&お金の管理
  • 物価維持
  • 銀行の銀行
  • 政府の銀行

後の2つは小学校または中学校で習います。

「銀行の銀行」とは中央銀行と一般銀行のやりとりです。

「政府の銀行」とは連邦政府や州政府とお金のやりとりをするところ

 

では皆さんは最初に「紙幣の発行」と言う部分で疑問を持ったはず。

「え、欧州中央銀行で発行するから各国に権利はないのでは?」

厳密にはあります。どころかドイツでは例えば連邦銀行の方が紙幣を発行してます。

これは実物をお送るよりその国で発行してもらった方がそのコストは安いと言う理由ですね。

 

最後に物価維持とは昔みたいにパン1個2億マルクみたいなことは嫌なので中央銀行がドイツ市場のインフレを防ぐために監督しないといけないです。

 

ドイツの産業について 

ではここではドイツの産業についてお話しします。

ドイツの産業はだいたい第一次産業1%, 第二次産業31%, 第三次産業が68%と言う構図担ってます。

日本同様の先進国なので第三次産業の割合が大きい。

でも日本と違うところは第一次産業の構図

日本は食料自給率がおよそ20%ちょっと。主食の米が大きく貢献してますがドイツは違う。

 

なんと食料自給率を90%維持しています!

 

特にジャガイモの生産量は世界で6番目の966万トン!

ちょっと詳しい人は「え、一番じゃないの?」と思ったかもしれませんが、中国、インド、ロシアがトップ3を締めてします。

でもドイツといえばポテトサラダやポテトフライなどジャガイモに関した食べ物で有名です。

 

そしてドイツで忘れないのが工業・建設業!

地理でも勉強するルール工業地域とか有名ですね。

メルセデスベンツやBMWに始まる自動車産業、シーメンスやボッシュなどの電気製品、バイエルやニベアの医療・コスメ系など。

ドイツにはグローバル産業が豊富です。

実際に輸出量は1兆4500億を超え、ドイツGDP3兆6200億の1/3を占めるほどの規模です。

 

ドイツの労働について

ドイツでは全人口約8000万人中, 3887万人が労働者に当たります。

また失業率は6%と日本と同じくらいです。

また平均年収は400万をちょっと下回って370万くらいです(為替差異あり)

ユーロにすると、およそ35,000 Euroです。

これは過去から年々上昇してきており、経済成長率2%が市民の暮らしにも反映されている状況です。

 

日本との違いは労働時間。

ドイツでは飲食店等を除いて18時以降の労働、残業を禁止する法律が作られました。

雇用者は従業員の労働時間に気を使って違反しないように見てあげないといけないです。

 

労働時間(Arbeitszeit )を絞って家族や個人の時間を尊重する文化はドイツ特有のものでありますね。

労働時間詳細: https://www.gesetze-im-internet.de/arbzg/BJNR117100994.html

 

最後に

今回は導入編として基本事項を述べてみました。

今後、コンテンツ増やしたり本記事の内容をもっとボリュームつけるなどして盛り上げていきたいと思います。

 

ではでは

 

 

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